抽象概念哲学論考


1. 自由とは、個々人のもつ束縛から解放されている状態を指す。

1.1. 私たちがより人間らしく生きるために、社会は寛大に自由を保証するべきである。

1.2. 自由とは、その意味に矛盾を内包する概念である。

1.2.1. 自由を推し進めるにあたって、自由は自由を批判する意見さえも認め、取り入れなければならない。

1.2.1.1. なぜなら、それが自由の自由らしさを補強し、より高次の概念へと発展させる唯一の手段であるから。

1.3. 人々はどちらかといえば、集団の中の自由ではなく、個々人の中に自由を認めるべきである。

1.3.1. 集団の中での自由は、その性質ゆえに、個々人の欲を満たすための口実として使われがちである。

1.3.2. 私たちにとっての本当の自由とは、個々人の物語を進めていく上での障壁を取り払っていく過程である。

2. 正しさとは、私たちの行動の最もらしさを主観的に規定する唯一の物差しである。

2.1. 正しさには、程度の差が存在する。

2.1.1. それゆえに、正しさは正と誤の二項対立として現れるのではなく、極端に明るいグレーから極端に暗いグレーまでの幅を持ったスケールとして現れる。

2.1.2. この物差しは万人に共通するものであるが、物事のどの部分を切り取って測定するかに個人差が現れる。

2.2. 私たちの全ての行動は、この正しさの基準のもとに表出される。

2.2.1. 個々人の主観によって定められた正しさの基準を下回った思考は、行動として現れることはない。

3. 愛とは、それだけで絶対的な価値を持つ根源的な概念である。

3.1. 愛の絶対的な価値とは、私たちの意識の根底に存在し、全ての感情を生み出すものである。

3.1.1. 私たちの意識は、他者との境界を感じることが引き金となって形成される。

3.2. 愛は、私たちの意識が存在する前からそこにある。

3.2.1. 愛は、私たちの持つ最も根本的な概念であるがゆえ、誰も愛を捨てることはできないし、それに逆らうこともできやしない。

3.2.2. そういった性質ゆえに、愛とは人を強くも弱くもさせるものである。

3.2.3. 愛によって強くなるには、それを信じて疑わぬこと。 

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